コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、新ひだか町静内にある店舗を移転新築する。現店舗の道路を挟んだ旧町有地を取得、建物を建設して2022年3月末にオープンさせる。(写真は、現在の「コープさっぽろ静内店」)
現「静内店」(静内ときわ町2丁目7ー5)は、コープさっぽろが2006年に統合した旧道央市民生協の店舗。老朽化が進んでいるため10年近く前から移転先を探していたが、昨年2月に静内こうせい町2丁目16の旧町有地を取得、新店舗を建設することにした。
旧町有地は、町立特別養護老人ホーム「静寿園」跡。敷地面積は約2727坪(9000㎡)で、町が昨年行った公募型プロポーザル提案にコープさっぽろが応募、売却先に選定された。売却額は約2億2000万円。
新店舗は平仮名の「しずない店」の名称を使い、建物は平屋一部2階建て、売り場面積は約945坪(3119㎡)。コープさっぽろが自前で建物を建設する。現店舗の売り場面積は、約385坪(1271㎡)のため大幅増床となる。従業員は現在約55人だが、新店舗では約80人に増やす。旧静寿園建物に入っている新ひだか町シルバー人材センター事務所は、新店舗完成後に旧店舗に移転、一部を利用する。新店舗の駐車台数は142台、駐輪場は65台収容。
新ひだか町静内のスーパーは、コープさっぽろの他に「イオン静内店」(静内末広町2丁目2—1)、「マックスバリュ静内店」(静内木場町1丁目)がある。「イオン静内店」は、イオン北海道(本社・札幌市白石区)の前身である旧マイカル北海道が1998年11月に中心部にあった店舗を移転新築、「マックスバリュ静内店」は2003年7月にオープンした店舗。「コープしずない店」は、建て替えとは言え、静内で19年ぶりの新規スーパーになる。