イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、8月31日(火)で「いちまる」の屋号を持つ最後の食品スーパーだった「プラザ。いちまる清水店」(上川郡清水町字清水第1線50番地32)を閉店する。イオン北海道が、「いちまる」の店舗を承継してから6年、十勝で半世紀以上続いてきた「いちまる」ブランドが姿を消す。(写真は、8月31日で閉店する「プラザ。いちまる清水店」)
「いちまる」は、いちまる(本社・帯広市)が1969年から始めた食品スーパーで、「ダイイチ」、「フクハラ」と並ぶ十勝3大スーパーの一角だった。ラルズ(同・札幌市中央区)やダイイチ(同・帯広市)との資本業務提携を締結していた時期もあったが、最終的に2015年10月に旧マックスバリュ北海道(現イオン北海道)が14店舗を承継した。
承継後に旧マックスバリュ北海道は、「いちまる」店舗の再編を実施、収益店舗を「マックスバリュ」に転換するとともに赤字店舗は順次閉店してきた。閉店店舗を時系列で追うと、16年12月末に「わかばいちまる」(32年間営業)、17年4月末に「アイモールいちまる」(12年間営業)、同年9月末に「パークいちまる」(45年間営業)、同年10月末に「いちまる西帯店」(33年間営業)と「キャロットいちまる」(31年間営業)、19年5月末に「いちまるフードプライス店」(20年間営業)、同年7月末に「ルーキーいちまる」(40年間営業)を閉店してきた。
今回、最後まで残っていた「プラザ。いちまる清水店」が8月31日19時に19年間の営業を終える。これによって、十勝の地で52年間にわたって続いてきた「いちまる」ブランドは姿を消すことになる。承継した全14店舗のうち、「マックスバリュ」に転換した店舗は6店舗、閉店は8店舗になる。