全国展開している低価格食品スーパー「業務スーパー」の「西野店」(札幌市西区西野4条8丁目1—1)が15日(木)9時にオープンする。全国931店舗目で、一般客や介護施設など業務用需要を取り込む。(写真は、15日にオープンする「業務スーパー西野店」)

「業務スーパー」は、「業務」と付いているが、一般客が8~9割を占める通常のスーパー。その他に飲食店やホテル、介護施設などのユーザーもいる。食の製販一体化を進める神戸物産(本社・兵庫県加古川市)がFC(フランチャイズ)で全国展開している。神戸物産が国内外で製造しているグロサリーなどPB(プライベートブランド)商品を中心に品揃えしている。

 北海道では、ホームセンターの旧サンワドー(本社・青森県青森市)がフランチャイジーになり、2013年4月に函館市の「本通店」店内に出店したのが最初。以降、ケヒコ(本社・横浜市神奈川区)、G—7スーパーマート(同・神戸市須磨区)などがFC展開、現在は札幌市内7店舗を含め道内16店舗ある。「西野店」は、G—7スーパーマートが運営するもので、同社のFC店としては道内10店舗目となり、道内「業務スーパー」は17店舗になる。

 出店場所は、元々は「文教堂」が入っていた建物で、その後「DCMホーマック西野リフォームセンター」が居抜きで出店。同店は今年1月末に閉店、後継テナントとして「業務スーパー」が入った。近隣には、「コープさっぽろ西野店」、「西友宮の沢店」などのほか、「激安スーパー・マンボウ」もあり、競争が激しくなりそう。とりわけ「マンボウ」とは車で数分の距離にあり、どう棲み分けるのか、注目される。



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