食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)は、札幌市西区の「八軒店」(八軒10条東5丁目)のリニューアル工事を実施、17日(土)朝8時にオープンさせる。コロナ禍の巣ごもり需要が底堅く続いており、惣菜や日配品の品揃えを強化、買い物需要に対応する。(写真は、リニューアル工事に入った「ダイイチ八軒店」)
「八軒店」がオープンしたのは2004年7月。帯広ブロック、旭川ブロックに続き札幌圏での多店舗化を目的に出店した。札幌以外に本社を置く食品スーパーが札幌に進出するケースは、ダイイチの他にもあったが、ほとんどは撤退を余儀なくされた。ダイイチは唯一の成功ケースと言われている。
同店は、12年8月に増床リニューアル、16年11月にもリニューアルを実施している。今回は、惣菜コーナーの面積をやや広げて買い回り性を高めるほか、日配品コーナーも増強、一部冷ケースの取り換えも行う。12日18時で一時閉店してリニューアル工事に入り、13日から16日まで4日間休業、17日8時にオープンさせる。店舗面積約600坪(約1980㎡)に大きな変化はない。
コロナ2年目で食品スーパーの売り上げは、前年より減少する傾向が出ている。その中でのリニューアルについて、同社の北村攻・執行役員販売本部札幌ブロック長は、「コロナの影響による内食需要は依然として強いため、そうしたニーズに対応するためリニューアルすることにした。買い物客の利便性をさらに向上させ、店舗売り上げを10%向上させたい」と話している。
なお、「八軒店」は、同社の札幌ブロック5店舗の中で、売り上げ一番店をキープ、旗艦店と位置付けられている。