かつて北海道や新潟県で一世を風靡したスーパー「カウボーイ」の創業者率いるナカノフーズ(本社・札幌市白石区)が、食品スーパー「カウボーイ」を出店する。旧「カウボーイ」の消滅から11年、現在、「アウトロー」の屋号でスーパー1店舗を展開しているが、今回2店舗目として「カウボーイ北野店」を8月上旬にオープンさせる。(写真は、「カウボーイ北野店」の出店場所)

 店舗は、札幌市清田区北野6条2丁目14-2で、以前は「西松屋札幌清田店」が入っていた場所。「西松屋」は旧「サツドラ北野3条店」跡に居抜き出店したため、昨年6月から空き店舗になっていた。食肉卸、食肉加工のナカノフーズがこの場所でスーパーを展開する。

 ナカノフーズは、1967年創業の食肉卸・食肉加工の企業で、代表取締役は中野晃氏。中野氏は、70年代後半に子会社を設立して土日限定のディスカウントスーパー「カウボーイ」を創業。「カウボーイ」は、その後店舗網を拡大し、日本初のパワーセンターと呼ばれる大型商業施設を新潟県にオープンさせるなど、流通界の風雲児と呼ばれた。

 しかし、メインバンクだった北海道拓殖銀行破綻の影響を受け、業況が悪化。2006年には経営難に陥りファンドが再建に乗り出す。07年に中野氏はカウボーイを離れるとともに食肉卸部門をナカノフーズが承継した。その後、トライアルカンパニー(本社・福岡市東区)が店舗事業を承継、「カウボーイ」の店舗名は消滅した。

 中野氏は、08年にディスカウントスーパー「アウトロー」を出店、最盛期には3店舗を展開したが現在は「本郷店」(札幌市白石区)のみ営業している。今回、出店する場所は隣接して「サツドラ北野6条店」があるほか、「ツルハドラッグ北野6条店」も今年9月の建て替えオープンを目指して建設が進んでいる。旧「カウボーイ」が消えてから11年、「カウボーイ」の屋号が復活する。



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