小型スーパーとミニ100均の相性が良いようだ。イオン北海道(本社・札幌市白石区)が札幌市内で展開している小型スーパー「まいばすけっと」が、ミニ100均の「ワッツウィズ」を試験導入して4ヵ月、6月4日(金)には8店舗目に導入する。試験導入から標準導入の段階に入ってきたようだ。(写真は、6月4日に「ワッツウィズ」コーナーができる「まいばすけっと南4条東4丁目店」)
「まいばすけっと」は、食品や日用雑貨を中心とした小型スーパー。首都圏の「まいばすけっと」を参考にイオン北海道が、2012年3月から札幌市内で出店を開始した。当初はなかなか軌道に乗らず、出店しては閉店する試行錯誤の連続だったが、2年ほど前から運営が安定してきた。これまでに52店舗を出店、11店舗を閉店して現在は41店舗。
100均の導入を始めたのは、今年2月18日の「北14条西15丁目店」(東区)から。100均は、ワッツ(本社・大阪市中央区)が展開する「ワッツウィズ」と呼ばれる店舗で、生活雑貨を中心に揃え、来店客のワンストップニーズに応えるのが目的。その後、2月25日「南9条西17丁目店」(中央区)、3月4日「北23条西5丁目店」(北区)、3月27日「北11条西4丁目店」(北区)、4月17日「北25条東16丁目店」(東区)、5月21日「二十四軒1条5丁目店」(西区)、5月23日「南5条西10丁目店」(中央区)と続き、6月4日に「南4条東4丁目店」(中央区)にも導入する。これによって、41店舗のうち8店舗にミニ100均売り場ができる。
食品スーパーや総合スーパーなどでは、100均が売り場を構えているケースは多いが、コンビニエンスストアや小型スーパーではこれまで100均を見かけなかった。「まいばすけっと」の導入が増えれば、コンビニにも取り入れるケースが出てきそうだ。
なお、「まいばすけっと」の出店は、2018年は3店舗、19年は2店舗、20年は4店舗だったが、21年の出店は現時点でゼロとなっている。