コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、店舗事業の日用品部門について、サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市東区)子会社、サッポロドラッグストアー(同・同)とフランチャイズ(FC)加盟店契約を締結した。契約締結日は5月16日で、両者の店舗運営ノウハウを生かしてサッポロドラッグストアーのPB(プライベート)商品をコープの売り場でも扱えるようにする。(写真は、コープさっぽろ店舗の「コープドラッグ」コーナー)

 コープさっぽろとサツドラHDは、2019年12月20日に包括業務提携を提携、双方の強みを生かすことで両者の持続的成長を実現し、北海道経済活性化や道民の利便性向上を図る取り組みを進めている。

 この提携に基づき、共同販促による合同セールを実施するなどしてきたが、このほどコープさっぽろ店舗事業の日用品部門について、サッポロドラッグストアーをフランチャイザー、コープさっぽろをフランチャイジーとするFC加盟店契約を結んだ。対象店舗は、コープさっぽろの「コープドラッグ」75店舗とコープさっぽろの日用品売り場33店舗の計108店舗。対象商品は、ヘルスケア、ビューティーケア、ホームケア全般。

 サッポロドラッグストアーは、「北海道の物流コストは大きく、将来的には物流統合による共同配送を計画しており、FC契約をすることで、物流面の整備も進めやすくなる。また、商流についても2者が一緒になることで北海道内でのシェアも拡大、取引先との連携も強めていける。これにより組合員や顧客の利便性向上に繋がる」と話す。

 一方、コープさっぽろは「店舗利用者の年齢層が比較的高いため、若年層にどう利用してもらうかが課題。サッポロドラッグストアーは若年層利用者も多く、今回のFC加盟店契約によって品揃えを含めてノウハウを吸収したい」と話している。コープさっぽろの日用品仕入れについては、サッポロドラッグストアーが利用しているPALTAC(本社・大阪市中央区)に合わせていく。



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