ニトリホールディングス(HD、本社・札幌市北区)は、石狩市に新たな物流センター「石狩DC」(仮称)を開設する。着工は5月24日(月)。国内物流網再構築の第一歩として2025年までに再構築を完了させる。運用は、ホームロジスティクス(同・同)が行う。(写真は、ニトリHDの「石狩DC」建設地)
ニトリHDは、北海道内の物量増加に対応するため、これまで札幌DC(札幌市手稲区)の増設、外部倉庫の賃貸者、他の物流センター拠点との在庫分散などを行ってきた。しかし、今後もニトリ店舗の出店や電子商取引(Eコマース)需要の拡大など物量の増大が続くほか、CO2排出抑制など環境負荷低減を進めなければならないため、これらに対応するため新たに石狩DCを建設することにした。
石狩DCは、石狩市新港南2丁目725ー2の敷地面積3万1661坪(10万4664㎡)を利用して鉄骨造、耐震構造の地上1階建てを建設する。延べ床面積は、約2万3228坪(7万6786㎡)。竣工は22年5月30日(月)を予定する。
石狩DCは、札幌DCから11㎞ほど離れているが、立地環境やアクセスが良い石狩湾新港に近く、北海道の物流拠点として広域配送に最適な立地。ニトリは、扱い品目の90%を海外から調達しているため、「石狩DC」を手始めとする国内物流網再編により、海外から国内DCまでの物流効率向上を見込む。