コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、2021年11月1日オープン予定で札幌市中央区に「やまはな店」を新設する。札幌市に大規模小売店舗立地法の届け出を提出、23日付で告示された。コープさっぽろが札幌市中央区に店舗を出店するのはおよそ20年ぶりという。(写真は、コープさっぽろ「やまはな店」の出店場所)
(画像は、「やまはな店」の店舗配置図。上方が北)
「やまはな店」は、南22条西10丁目1203ー6ほかに建設する。パチンコ店の「パーラー太陽モイワ店」跡の土地をコープさっぽろが、約10億円で取得していた。石山通と市電が走る白石・藻岩通交差点の南東角地。隣接する旧そば店舗の土地を賃借して敷地面積1127坪(3721㎡)にした。そのうち建築面積561坪(1854㎡)を使い、鉄骨造2階建ての店舗を建設する。
店舗面積は、1階が382坪(1261㎡)、2階が381坪(1258㎡)で合計763坪(2519㎡)。1階にコープさっぽろ、2階には良品計画(本社・東京都豊島区)の「無印良品」が入る予定。駐車場の収容台数は17台、別途届け出外に31台分を確保する。駐輪場は56台分。オープン予定日は21年11月1日。
コープさっぽろの店舗は、中央区の市電が走る通り沿いに8店舗ほどあった。新設する「やまはな店」の近隣にも店舗があったが、いずれも小型店で駐車場が十分に確保できなかったため、次々に閉店。現在は、店舗面積87坪(289㎡)の「植物園店」(北5条西11丁目16—1)の1店舗のみになっていた。
大見英明理事長は、「現在、札幌市内で組合員比率が一番低いのが中央区と言っても良い状態になっている。新規店舗のオープンで組合員を増やし、要望に応えていきたい」と話している。なお、「やまはな店」は、4月22日オープンした「しろいし中央店」(白石区中央3条3丁目4ー48)と同様の生鮮・デリカ特化型としてドラッグは置かない。