イオングループのマックスバリュ北海道は4日、イオンが展開する激安業態の食品スーパー「ザ・ビッグ」を旭川市内で初出店した。これまで営業してきた通常スタイルの「マックスバリュ宮前通店」(旭川市宮下通18丁目)を転換したもので、価格競争が全道で最も激しいと言われる旭川で停滞していたシェアを引き上げる。(写真は4日にオープンした「ザ・ビッグ宮前通店」)
ザ・ビッグは、イオンが全国で手がけるディスカウント業態の食品スーパー。買い物頻度の高い生鮮食料品や生活必需品を単品大量陳列し、什器類への補充回数を減らし店内作業を効率化することによって継続的な低価格販売を実現している。
「ザ・ビッグ宮前通店」は、4日午前9時前に開店、店内はお目当ての品物を買い求める客で終日混雑した。店舗面積は直営部分が2062㎡でテナントには自家焙煎珈琲豆販売のブレンド、クリーニング取次ぎのクリーンライン・スガイ、金・プラチナ・ブランド品買取のふかち堂がある。営業時間は、午前9時から午後9時。駐車台数は384台、店舗従業員は8時間換算で42人。
マックスバリュ北海道が今年になって既存店舗をザ・ビッグに転換したのは、3月24日の前田店(札幌市手稲区前田8条10丁目)、5月12日の豊平店(同市豊平区豊平4条9丁目)、6月23日の士別店(士別市大通東18丁目)に次いで4店舗目。
同社の全店舗数は74で、そのうちザ・ビッグ業態は15となり2割を超えた。