全国大手コンビニチェーン3社の決算期にあたる2021年2月期の北海道の期末店舗数が、各社の月次情報などから明らかになった。「セブンーイレブン」は1002店舗、「ローソン」は679店舗、「ファミリーマート」は239店舗で、決算期ではない「セイコーマート」は1079店舗となった。地場で首位の「セイコーマート」と「セブンーイレブン」の店舗差は77店舗だった。(写真は、2020年7月9日にオープンした「ローソン富良野北の峰店」)

 全国コンビニの21年2月期は、コロナ禍によるテレワークなどの拡大で都心店舗の不振が続いているほか、巣ごもり需要の拡大でスーパーが買い物の場として見直され、消費のインフラ的役割が低下。24時間営業問題も尾を引き、利用者の減少が続いている。各社は、既存店のリフレッシュや移転建て替えに店舗政策の重点を置き、新規出店には慎重姿勢を続けてきた。

 こうした中、各社は21年2月の決算期を迎え、2月の月次情報を開示。それによって各地域の期末店舗数も明らかになった。北海道の店舗数は、「セブンーイレブン」が1002店舗で、20年2月末に比べて1店舗の減少となり、19年2月2月末の1009店舗から2年連続で店舗数は減少した。「ローソン」は679店舗で20年2月末より6店舗増。19年2月末は16店舗増、20年2月末は3店舗増で大手3社の中で唯一、北海道で店舗増が続いている。「ファミリーマート」は239店舗で、20年2月末よりも1店舗の減少。20年2月末は6店舗増だったが減少に転じた。

 決算期はではない「セイコーマート」の21年2月末店舗数は1079店舗で、20年2月末に比べて2店舗の減少となった。「セイコーマート」と「セブンーイレブン」の店舗差は77店舗で、20年2月末の78店舗差から1店舗縮まった。


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