工事用の白いシートの内側ではどんな建物の建設が進んでいるのか。札幌市白石区の南郷通21丁目付近で進められている店舗新築工事。向かいには「セブンーイレブン札幌南郷通21丁目店」。まさかコンビニ、いやいやどうやらコンビニの雰囲気満載なのである。(写真は、「ステーキ宮南郷通店」の跡地で進んでいる店舗新築工事)
南郷通沿いにあるこの土地の住居表示は、白石区本通21丁目南1ー12で「ステーキ宮南郷通店」が建っていた場所。調べてみると、土地の所有者は札樽自動車運輸(本社・札幌市中央区)で、建物は平成の初め頃に建てられたようだ。「ステーキ宮」の前はファミリーレストランだったようだが詳細は不明。ともあれ、「ステーキ宮南郷店」は昨年7月26日にコロナの影響を色濃く受けて閉店した。
その後建物は、そのままの状態だったが、昨年暮れ頃から解体工事が進み、今年2月初めには更地になり雪が一面を覆っていた。そんな中で工事が始まったのは2月下旬。建物の建築主は土地所有者の札樽自動車運輸、設計は総合プランニングセンター(札幌市東区)、施工は太平ホーム北海道(同市西区)となっている。工事期間は今年2月22日から4月23日までとなっている。
設計と施工のコンビや2ヵ月間の建設期間を勘案すると、この店舗は限りなく「ローソン」に近い。建設現場の近くには「ローソン」がなく、ますますその可能性は高い。向かいには「セブンーイレブン」店舗があるが、新店舗は大谷地方面車線沿いのため真正面対決は避けられる。というように客観的な要素は「ローソン」を暗示しているのだが……。ただ、コンビニ店舗にしては間口が広いため、クリーニング店舗の併設店とみることもできる。どんな店舗が顔を見せるか、店舗新築まで後1ヵ月強、読者と一緒に待ってみたい。