大型ホームセンターを展開しているジョイフルエーケー(本社・札幌市東区)は、資材専門の新業態店舗「ジョイフルエーケーBUILD-ON(ビルドオン)」を2021年6月に出店する。既存の業態と差別化してプロ向け市場を深耕、多店舗化も検討する。(写真は、「ジョイフルエーケーBUILD-ON新道店」の外観イメージ=同社ホームページより)

 出店場所は、札幌市東区伏古11条3丁目。DCMホールディングス(本社・東京都品川区)の子会社、DCMサンワ(本社・青森市)が昨年11月30日で閉店させた「札幌新道店」跡に居抜きで出店する。店舗面積は約1500坪。

 ジョイフルエーケーは、グローバルホームセンターと名付けた大型ホームセンターを札幌市や北広島市、江別市、帯広市で4店舗展開している。これらの店舗では、資材やインテリア、ペット、園芸、日用品、食品などを総合的に扱っているが、このうち資材センターを単独専門店として出店していくことにした。

「BUILD-ON」では、工具や金具、木材や建設資材、塗料、電設資材、水道部材、大型機械、作業衣料までを揃え、プロ業者がワンストップで必要なものを調達できる米国発祥の本来のホームセンターの役割を持たせる。プロ業者だけでなく、一般客にもDIY向けなどに利用してもらう。

 プロ向け資材・作業用品の専門店としては、DCMホールディングス傘下のDCMホーマック(本社・札幌市厚別区)などグループ3社が展開している「HODAKA(ホダカ)」がある。プロ向け市場に特化した専門業態の店舗間競争が進むことになりそうだ。


43人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。