物流倉庫などが建ち並ぶ苫小牧市の「臨港北通」。片側4車線の広い道路は、まさに港湾物流都市苫小牧を象徴するような存在だ。トラックが昼夜行き交うこの道路に、新たに「セイコーマート」がオープンする。「臨港北通」のコンビニエンスストアは、これで10店舗目になる。(写真は、苫小牧沼ノ端602ー1で建設中の「セイコーマート苫小牧沼ノ端TS店」)
「臨港北通」は、勇払郡厚真町字上厚真と苫小牧市船見町2丁目を結ぶ延長14㎞の道道259号線のうち、国道234号線と国道36号線の間を繋ぐ直線約6㎞の通称。片側4車線の道路は、北海道でも滅多にお目に掛かれない、まさに「ザ・苫小牧」の光景が広がる道路。
実は、この「臨港北通」は、物流倉庫と並んでコンビニ街道でもある。店舗があるのは、「臨港北通」の札幌方面車線が多いので、国道36号線から分かれる船見町2丁目から国道234号線に合流する沼ノ端中央2丁目に向かうまでの順でコンビニ店舗を追うと、①セイコーマート船見店②ローソン苫小牧船見店③セブンーイレブン苫小牧船見店④セイコーマート苫小牧一本松店⑤セブンーイレブン苫小牧臨港北通店⑥ローソン苫小牧臨港北通店⑦セブンーイレブン苫小牧沼ノ端店⑧セイコーマート苫小牧東開店⑨セブンーイレブン沼ノ端東店ーーと並んでいる。
数で比較すると、「セブンーイレブン」4店舗、「セイコーマート」3店舗、「ローソン」2店舗で、約6㎞の間に9店舗がひしめき合っている。その激戦地にさらに店舗を増やすのは「セイコーマート」。④と⑤の間の沼ノ端602ー1に現在建設中で、店舗名は「苫小牧沼ノ端TS店」。トラック運転手の需要を見込み24時間営業、オープンは3月頃になりそう。この新店舗が既存店のスクラップ&ビルドでなければ、全部で10店舗となり、「臨港北通」のコンビニ密集度はさらに高まる。