東証ジャスダック上場、ダイイチ(本社・帯広市)の第2位株主がフィデリティ投信(東京都港区)であることが分かった。ダイイチが第66期有価証券報告書の注記欄に記載しており、イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)に次ぐ保有比率になる。(写真は、ダイイチ本社)

 財務省が今年10月7日付で公表した大量保有報告書では、フィデリティ投信がダイイチの発行済み株式の5・10%(58万3369株)を保有していることが示されている。フィデリティ投信は、独立系資産運用グループのフィデリティ・インターナショナルの一員として投資信託、企業年金、機関投資家向け運用商品やサービスを提供している資産運用会社。

 ダイイチの決算期末は、9月30日だが、同日現在でのフィデリティ投信の実質保有株式数が確認できないとして有価証券報告書には大株主として記載していないが、注記欄にフィデリティ投信について触れている。

 前期末の大株主は、イトーヨーカ堂30・03%、ダイイチ取引先持株会4・16%、カナダ系ファンド2・97%、若園清氏(ダイイチ社長)2・32%、小西典子氏(元会長親族)2・24%、米系ファンド2・24%などとなっている。どういう株式移動が行われたかは不詳だが、フィデリティ投信は5・10%を保有してイトーヨーカ堂に次ぐ株主になっている。


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