北海道CGCみどりとこころの基金が千歳市近郊国有林内の「CGC烏柵舞の森」でアカエゾマツの苗木200本を記念植樹

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 道内食品スーパーの共同仕入れ会社、北海道シジシー加盟各社が作る「一般社団法人北海道CGCみどりとこころの基金」は26日、千歳市近郊の国有林内に設けたCGC烏柵舞(ウサクマイ)の森で記念植樹祭を行った。ラルズの横山清会長や北雄ラッキーの桐生泰夫会長、福原の丸山明副社長などのほか、シジシージャパン堀内淳弘社長をはじめとする全国各地域のシジジー会長など約50人が参加、森林ボランティアの指導を受けながら200本のアカエゾマツの苗木を植えた。(写真左は記念植樹を行う横山清氏(左から3人目)と堀内淳弘氏(左から2人目)、遠藤須美夫・東北シジシー会長(左端)、写真右は植樹を終えた北海道シジシー加盟各社の参加者)
 
「CGCみどりとこころの基金」は、社会貢献の一環としてレジ袋の販売代金を基金に積み上げ、環境保全や環境教育、社会福祉などの助成事業を行っている。
 
 また、5年前から森づくり事業にも直接取り組み、第1期として千歳川上流域の国有林17・82㌶の敷地に「北海道CGCの森」を設けて、1万本の苗木を植えた。
 
 今回の「CGC烏柵舞の森」は、第2期にあたるもので広さは22・72㌶、東京ドーム5個分の面積がある。全国のCGCグループを代表するシジシージャパンが創立40周年を迎えることから、この森づくり事業に協力・支援する体制も取っている。
 
 基金の理事長を務める横山氏は、「今回植えた苗木は、20年から30年かけて我々の仕事と同じように大きく伸びていくだろう。50年後には全国に名だたる大森林になると思う。この森づくりを私の人生の大きな節目にしたい」と語った。
 
 シジシージャパンの堀内社長は「植樹によって元気の良い原生林に戻ることを祈念したい」と挨拶した。
 
 烏柵舞は、今回の森づくりを行う地域名でアイヌ語で川尻に魚の乾かす柵のあるところという意味。かつてこの地域にあった原生林は昭和29年の洞爺丸台風で大半の樹木が倒木し、その後の植樹で緑を取り戻したが、平成16年の台風18号で再び被害にあった。
 
「CGC烏柵舞の森」では、成長するのに100年かかるアカエゾマツなどを今後7年間かけて1万5000本を植樹する予定。アカエゾマツはピアノの音響板などに使われる高級材としいて利用されているという。

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