作業服・作業用品チェーンを展開するワークマン(東京本部・東京都台東区)は、道東地域2店舗目となるアウトドア、スポーツ、レインウェア専門店「ワークマンプラス」を出店する。11月26日にオープン予定の「帯広西5条店」(帯広市西5条南16丁目12ー4)がそれで、道内の「ワークマン」・「ワークマンプラス」は全18店舗になる。(写真は、道東1店舗目の「ワークマンプラス音更木野店」=オープン準備中の2020年9月中旬撮影)
「ワークマンプラス」は、作業着・作業用品、履物などの「ワークマン」の客層を一般向けにも広げた機能性衣料などの専門店。「ワークマン」の品揃えとほぼ変わりないが、日常生活や普段着向けに販売空間を変更したもの。「ワークマン」の強みである低価格でも機能性がある商品を品揃えしており、有名ブランドの2分の1から3分の1の価格で販売している。
北海道には2014年11月に「ワークマン札幌手稲店」(札幌市手稲区)で本格進出。当時は「ワークマン」業態で出店を続け、19年9月に「ワークマン」の「ワークマンプラス」への転換2店舗と新規1店舗を同時オープンさせた。以降、「ワークマン」の転換と新規出店で「ワークマンプラス」は11店舗まで増えている(「ワークマン」は6店舗)。
道東地域では、10月1日に「ワークマンプラス音更木野店」(河東郡音更町木野大通東7丁目1ー2)を新規出店、11月26日にオープン予定の「帯広西5条店」で十勝・帯広圏の市場開拓を進める。
十勝・帯広圏では、ハミューレ(本社・札幌市東区)が作業用品・作業着の専門店「プロノ帯広東店」(東4条南16丁目4ー1)と「プロノ帯広西店」(西22条南2丁目)を展開している。「ワークマンプラス」と「プロノ」は競合する商品も多いが、既存の「プロノ」店舗近くに「ワークマンプラス」が出店すると、「プロノ」の店舗売り上げが上昇する傾向があるという。