自衛隊札幌病院跡地の商業ゾーンに「ダイイチ」と「ケーズデンキ」が出店

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 札幌市豊平区平岸1条11丁目の自衛隊札幌病院跡地約4・9haを使って計画されている複合施設の商業ゾーンに、食品スーパーの「ダイイチ」と家電量販店の「ケーズデンキ」が出店する。商業施設はオリックス(東京本社・東京都港区、大阪本社・大阪市西区)が建設し2社に賃貸するもので、2021年末にはオープンする見込み。(写真は、自衛隊札幌病院跡地の商業ゾーン予定地)

 自衛隊札幌病院の移転に伴い、今年1月に北海道財務局が二段階一般競争入札(入札希望事業者の企画提案書を審査し、通過した事業者のみが入札に参加できる入札方式)で跡地を売却。企画提案書を提出した7グループのうち審査を通過した3グループが入札し、長谷工不動産(本社・東京都港区)と積水化学工業(大阪本社・大阪市北区、東京本社・東京都港区)のグループが45億500万円で落札した。
 
 長谷工不動産・積水化学グループは、跡地を利用して8階建て分譲マンション2棟や戸建て住宅、病院、商業施設の複合施設を整備する計画。今年2月の契約後に土壌汚染の回復工事や地下埋設物の撤去工事を行い、こうした作業もほぼ終了。今後は、土地形状の変更を伴うため札幌市から開発許可を得て未工事を進める予定。
 
 これら複合施設のうち西側に整備される商業ゾーンに出店するのが、「ダイイチ」と「ケーズデンキ」。計画によると、スーパーの延べ床面積は約878坪(約2900㎡)、家電量販店の延べ床面積は約1090坪(約3600㎡)となっている。「ダイイチ」は、帯広・旭川・札幌で22店舗を展開、そのうち札幌市内は4店舗で今度の店舗が5店舗目となる。また、「ケーズデンキ」は、道内29店舗を展開しており、まもなく「岩見沢店」(岩見沢市)を再出店させ30店舗になる。今度の店舗は札幌市内6店舗目、道内では31店舗目となる。

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