イオン北海道(本社・札幌市白石区)は25日、イオンのご当地電子マネー「ほっかいどう遺産WAON」の利用金額の一部を寄付金としてNPO法人北海道遺産協議会に贈呈した。(写真は、「ほっかいどう遺産WAON」の寄付金贈呈式。左からイオン北海道・青栁英樹社長、道・鈴木直道知事、北海道遺産協議会・石森秀三会長=イオン北海道提供)
イオン(本社・千葉市美浜区)と北海道は、2011年7月に包括連携協定を締結、その一環としてイオン北海道が「ほっかいどう遺産WAON」を発行。このカードをイオングループ各店舗やWAON加盟店などで利用すると、利用金額の一部が北海道遺産協議会に寄付され、各地の北海道遺産を次代に引き継ぐ活動に役立てられる。
19年度(イオン北海道の会計年度19年3月1日~20年2月29日)の寄付金額は1100万8309円(イオン北海道1085万130円、ダイエー15万8179円)で、寄付金の一部は、北海道遺産である旭川市の旭橋を題材にした短編ドラマ制作事業や天塩川流域市町村による松浦武四郎絵本の制作事業など14件に活用される。11年度分から始まった寄付金贈呈は今回で9回目、寄付金の総額は約9853万円になった。
25日午前11時半から道庁本庁舎3階知事会議室で贈呈式が行われ、イオン北海道の青栁英樹社長から道の鈴木直道知事と北海道遺産協議会の石森秀三会長に目録が贈呈された。なお、「ほっかいどう遺産WAON」の発行枚数は20年7月末現在で約26万1000枚。