イオン北海道(本社・札幌市白石区)は17日、苫小牧市で発行しているご当地WAON「とまチョップWAON」の寄付金贈呈式とイオン社会福祉基金による福祉車両の贈呈式を苫小牧市役所で行った。(写真は、「とまチョップWAON」寄付金と福祉車両の贈呈式。左からイオン北海道労働組合中央執行委員長・小林進氏、イオン北海道社長・青栁英樹氏、苫小牧市長・岩倉博文氏、苫小牧市福祉部長・柳沢香代子氏)

 イオン北海道は2016年8月にご当地電子マネー「とまチョップWAON」を苫小牧市内で発行、利用金額の一部を市に寄付する取り組みを始めた。19年11月には「地域包括連携協定」を締結、様々な連携策を実施している。

 今回の寄付金贈呈式は3回目となるが、苫小牧市が7月3日付で内閣府認定を受けて企業版ふるさと納税の受け入れが可能になったことから、その第1号として寄付することにした。19年度の「とまチョップWAON」利用金額の0・1%にあたる77万5455円が寄付され、市は20年10月から開始する「多子世帯給食費助成事業」に活用する。

 また、イオングループ101社が労使と協調して加盟するイオン社会福祉基金は、市が運営する「苫小牧市こども通園センターおおぞら園」に、車椅子用のリフトが完備された福祉車両を贈呈した。15年10月には、「苫小牧市心身障害者福祉センター」に福祉車両を贈呈しており、今回は2回目の贈呈となる。

 贈呈式は市役所本庁舎5階の第2応接室で行われ、イオン北海道の青栁英樹社長から岩倉博文市長に寄付金と福祉車両の目録が手渡され、市長から感謝状が贈られた。岩倉市長は、「企業版ふるさと納税の第1号として多子世帯の給食費助成事業に使わせていただく。福祉のまちづくりは市の重点施策でもあり、福祉車両の寄贈も大変うれしく思う。今後もイオングループと共に市民のため消費者のためになる活動に取り組んでいきたい」と話していた。


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