札幌都市開発(本社・札幌市中央区)が管理する「さっぽろ地下街」で空き店舗が増えてきた。コロナ禍の影響などもあってレディースファッションブランド店舗の閉店が目立っている。(写真は、閉店した「anySiS/Ferouxオーロラタウン店」)

 8月23日に閉店したのは、オーロラタウンにあった「anySiS(エニスィス)/Feroux(フェルゥ)オーロラタウン店」。オンワード樫山(本社・東京都中央区)の「anySiS」と「Feroux」の2ブランドを取り扱っていた店舗。「anySiS」は、働く女性に向けネクストフェミニンベーシックを提案するブランドで、「Feroux」は、エレガントでスウィートなアイテムに時代感をプラスした「きらめきワートローブ」を提案するブランド。オンワート樫山は、コロナの影響でリアル店舗の売り上げが大幅に減少しており、2021年2月期には国内外700店舗の閉鎖を決めている。同店閉店もこの一環。

 8月26日に閉店したのは、同じくオーロラタウン店にあった「BOSCH(ボッシュ)オーロラタウン札幌店」。TSIホールディングス(本社・東京都港区)の子会社であるサンエー・インターナショナル(同・同)が展開する店舗で、「BOSCH」は都会的で洗練されたキャリア女性のワークウェアブランド。

 この他にも、8月31日には、札幌ラーメンの「味の時計台」を展開している時計台観光(本社・札幌市中央区)が直営の「地下街ポールタウン店」を閉店している。全国で飲食店舗やアパレル店舗はコロナ禍の影響を大きく受けており、「さっぽろ地下街」でもシャッター店舗が目に付くようになってきた。


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