札幌市中央区南1条西7丁目の電車通り(南1条通)沿いにあるホテル建設用地が、駐車場に転用されることになった。コロナ禍で札幌市内のホテル利用客は激減しており、ホテル建設を先送り、当面駐車場として活用することにしたようだ。(写真は、駐車場として活用されることになったホテル建設用地)

 ホテル建設用地は、1964年に建設された塩業ビル(地下1階、地上5階建て)の跡地を含む場所。土地建物はワイ・エス・ジー(本社・札幌市白石区)が取得、19年11月25日から解体工事が行われ今年3月には更地になっていた。

 土地は仲通りにも面しており、敷地面積は約256坪(849・01㎡)。計画では、建築面積約159坪(525・34㎡)を使って鉄骨造の地下1階、地上18階建て、ホテルと飲食店の複合建物を建設する予定だった。建築主はコロンビア・ワークス(本社・東京都渋谷区)、設計、監理はスタイレックス(同都新宿区)、着工時期は2020年5月中旬となっていた。

 駐車場は、この土地に隣接している「札幌クラッセホテル」を運営しているアンビックス(本社・札幌市中央区)が管理する。駐車場は契約者専用の区画と時間貸しの区画に分かれている。なお、土地所有者はワイ・エス・ジーから20年4月にコロンビア・ワークスに移っている。土地には城北信用金庫(本店・東京都荒川区)が13憶5000万円の根抵当権を設定している。



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