コンビニ6チェーンがセイコーマート店舗で合同防犯訓練実施、約50人が本番さながら緊張の面持ちで参加

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 道内でCVS(コンビニエンスストア)を展開する6チェーンは25日、セイコーマート菊水元町8条店(札幌市白石区菊水元町8条2丁目)で合同防犯訓練を行った。セイコーマートやセブンイレブン、ローソン、サンクス、ファミリーマート、スパーの店舗従業員や本部社員など約50人が参加、強盗犯人役の警官が金銭を要求し店員が非常ベルで通報する訓練など参加者は緊張した面持ちで臨んだ。(写真は、セイコーマート菊水元町8条店で実施されたCVS6チェーンによる合同防犯訓練)
 
 合同防犯訓練は、日本フランチャイズチェーン協会に加盟するCVSチェーンが「まちの安全・安心拠点」としてCVS店舗を位置づける「SS(セーフステーション)活動」の一環として毎年数回、CVSの垣根を超えて行われている。
 
 今年初めての合同訓練は、道警白石警察署の協力を得て、セイコーマート菊水元町8条店を舞台に行われた。
 
 強盗犯人に扮した警官が店員にレジに入っている金銭を要求し店員が非常ベルで通報する訓練や駐車場でカラーボールを犯人に投げつける練習が本番さながらに実施された。
 
 一連の訓練を終えた後、白石警察署の担当者が防犯のポイントとして「強盗が押し入った時は、できるだけ早く非常ベルを押すとすぐにいなくなる場合が多い」、「お客様へ『いらっしゃいませ』という声掛けは接客だけでなく防犯上も効果があるので徹底を」、「店舗の従業員で日ごろから通報役とカラーボールを投げる役割分担を決めておくと良い」などの指摘があった。
 
 こうした訓練は、個別チェーンごとにも行われており、合同訓練も含めると年間で50回程度実施されている。

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