北雄ラッキーが外国人技能実習生用の宿舎建設

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 食品スーパーの北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は、小樽市銭函2丁目に同社で働く外国人技能実習生用の宿舎を建設した。投資額は2億1500万円。(写真は、北雄ラッキーが建設した外国人技能実習生用の宿舎)

 同社は、2016年にベトナムの外国人技能実習生4人を受け入れて以降、毎年同国から技能実習生を受け入れている。30人を超える人数になってきたため自前で宿舎を整備することにした。それまでは民間アパートなどに分散居住していたが、一拠点化することで、実習先の同社惣菜工場(小樽市銭函3丁目)などへの送迎も効率化できる。

 宿舎は2階建てで名称は「エルハイム」。定員は64人で現在は35人が入居する。そのうち11人は3年間の実習期間を終えて帰国する予定だったが、コロナ禍のため帰国できず実習期間が3ヵ月間延長されている。また、今年4月から新たに12人を受け入れる予定だったが、コロナの影響で入国が制限されている状態でこちらも3ヵ月程度遅れている。実習生はすべて女性で20~30代。WiーFiを完備し、庭を利用した菜園で実習生たちが野菜などを育てている。

 35人の大半が惣菜工場で実習しているほか一部店舗のインストア実習も行っている。その他「倶知安店」(虻田郡倶知安町)でも6人の実習生が働いており、ベーカリー、惣菜、鮮魚の3部門に配属されている。
(写真は、実習生たちの手による菜園)

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