サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市北区)の事業子会社、サッポロドラッグストアー(同・同)は、オリジナルショッピングバッグを20日から「サツドラ」174店舗で販売する。道内のデザイン専門学校生2人のデザインを採用したもので、サツドラ店舗のコンセプトである『北海道の「いつも」を楽しく』にマッチしたバッグになっている。(写真は、13日に行われたオリジナルバッグのデザイン採用表彰式。左からサツドラHD・富山浩樹社長、村林勇汰さん、イ・シヨンさん、サッポロドラッグストアー商品部商品開発担当マーチャンダイザー・藤森千詠マネジャー)

 サッポロドラッグストアーは、レジ袋利用を削減するため昨年4月にオリジナルショッピングバッグを開発、販売を始めた。デザインは、札幌在住の絵本作家そらさんが描いたもので、これまでに約3万個を販売している。

 今回は、第2弾として学校法人美専学園北海道芸術デザイン学校と、学校法人北海道安達学園専門学校札幌デザイナー学院の学生を対象にデザインを募集。129案の中から審査を経て北海道芸術デザイン専門学校の村林勇汰さん(20)と札幌デザイナー学院のイ・シヨンさん(21)の作品が採用された。

 村林さんの作品は、空のイメージで雲の形が羊になっており淡い色合い。イさんの作品は北海道の形の中に動物たちが詰まっているデザイン。サツドラの来店客は女性の比率が高いため、可愛らしさが選定のポイントになった。
 村林さんは、「お客さまに長く使ってもらいたい」と話し、イさんは「北海道の地形と動物たちがひと目でわかるようにデザインした」と話した。価格はいずれも税込み165円、素材はPP(ポリプロピレン)、各3000個を販売する。

 7月からレジ袋の有料配付が義務化されるため、サツドラ店舗でもレジ袋削減に向けた取り組みを強化する。今回のオリジナルショッピンバッグに加え様々な対応策を実施していく。
(写真は、サツドラオリジナルショッピングバッグ。左から村林勇汰さん、イ・シヨンさんのデザイン)


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