札幌市清田区美しが丘4条6丁目483番71の内ほかの羊ケ丘通沿いに設置される「美しが丘商業施設」(仮称)の大規模小売店舗立地法による「説明会」が6日、午後6時半から「羊ヶ丘通町内会館」(美しが丘3条5丁目5ー15)で行われた。地域住民ら4人が参加、店舗設置者のセントラルリーシングシステム(本社・札幌市中央区、以下セントラル社)が店舗概要などを説明した。(画像は、仮称「美しが丘商業施設」の全体配置図)
商業施設を新設する場所には、20数年前にセントラル社が建物を設置していた。アミューズメント施設や配送センター、食品スーパーとして利用されたが建物老朽化のため昨年解体。土地利用にあたり、一時はマンション建設も計画されたが再び商業施設が建てられることになった。
敷地面積は約1760坪(5818・33㎡)で2階建てA棟、平屋建てB棟、C棟、D棟を建設する。A棟1階にサッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)が売り場面積約386坪(1275・91㎡)で入り、2階はテナント誘致中。
B棟(延べ床面積約60・50坪=200㎡)は飲食店の「ひこま豚」、C棟(同59・90坪=198㎡)は未定、D棟(同99・22坪=328㎡)にはティーガイア(本社・東京都渋谷区)が携帯電話ショップを展開する。店舗面積の合計は約769坪(2538・56㎡)。駐車場の収容台数は87台、駐輪場の収容台数は57台、車の出入り口は羊ケ丘通沿いに2ヵ所、裏側の里塚233号線にも2ヵ所設ける。
交通量予測調査の結果も報告された。商業施設の近くにある羊ケ丘通と里塚循環通の交差点で、日曜日の集中予想時間帯1時間に渋滞が発生する値を100%とすると現状は46%、商業施設新設後は48%と2%の増加にとどまり渋滞発生はないと説明した。
また、店舗から発生する駐車場の自動車走行音やドア開閉音、エアコンや換気扇の室外機の音などの騒音調査では、店舗裏側で昼44㏈、夜34㏈で第一種低層住居専用地域の基準以下であることも報告された。
オープン予定日は2020年9月1日。店舗の設計、監理はアイプランニング(札幌市厚別区)、施工は東急建設(本社・東京都渋谷区)札幌支店(札幌市中央区)。
参加住民からは、①以前の施設にあった2階駐車場の有無②禁煙対策③羊ケ丘通側の店舗前にあるバス停留所の移動の有無ーーについて質問があった。説明会は午後7時5分に終了した。