札幌市に本社を置くドラッグストア2社の3月度売上高が急伸している。マスクや消毒用アルコール、トイレットペーパーなど新型コロナの影響によるものと見られる。(写真は、「ツルハドラッグ倶知安南店」)

 ツルハホールディングス(本社・札幌市東区)の3月度(2月16日~3月15日)は、売上高が全店ベースで前年同月比22・8%増、既存店ベースで同14・5%増となった。既存店で見ると1月度(12月16日~1月15日)は前年同月と比べて0・3%減少したが、2月度(1月16日~2月15日)は7・1%増となり3月度でさらに伸びが大きくなった。

 3月度の客数は、全店が前年同月比33・7%増、既存店は同23・6%増と大きく伸びた。客単価は、全店が同8・2%減、既存店が同7・4%減となった。3月度は開店7店舗、閉店2店舗で店舗数は2126店舗。

 サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市北区)の子会社、サッポロドラッグストアー(同・同)の3月度(2月16日~3月15日)は、全店ベースが前年同月比7・0%増、既存店ベースが同7・5%増となった。昨年10月度(2019年9月16日~10月15日)の消費増税前の駆け込みによる伸び(全店ベース16・0%増、既存店ベース13・7%増)に次ぐ伸びとなった。
 同社は3月度に開店、閉店がなかったため総店舗数は213店舗(ドラッグストア200店舗、調剤薬局10店舗、その他3店舗)となっている。


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