サッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)は25日(木)にインバウンド対応の「狸小路4丁目店」(札幌市中央区南3条西4丁目)をオープンする。6月10日にオープンしたインバウンド対応旗艦店の「狸小路5丁目店」に次ぐ札幌・狸小路商店街の店舗で、積極的に外国人観光客の爆買い需要を取り込んで行く。IMG_6080(写真は、25日にオープンする狸小路4丁目店)

「狸小路4丁目店」は、今年1月、110年を超える歴史に終止符を打った中川ライター店跡に居抜きで出店するもの。店舗改装工事は自社で行ったが店舗は賃借する。広さは約30坪で、先にオープンした「狸小路5丁目店」の190坪に比べ狭い。5丁目店をインバウンド対応の旗艦店、4丁目店は衛星店舗の位置づけ。
 店舗には外国人観光客のニーズが高い商品構成にして多言語対応、免税対応の店舗にする。同社の免税対応店は7店舗目になる(ドラッグストアは全148店舗)。
 
 外国人観光客の増加によってインバウンド対応店舗の売上げは大きく伸びている。同社の千歳レラ店(千歳市柏台南1丁目、千歳アウトレットモール・レラ内)は、今年3月度(2月16日~3月15日)の売上高が前年3月度との比較で232・7%と大幅に増加。主に外国人観光客によって客数は155・7%、客単価も149・5%だった。
「インバウンドに特化した店舗は今後も出店していくが、既存店の免税対応は地域のお客様とのバランスを見ながら切り替えていく」(富山浩樹社長)としている。


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