「アパマンショップ平岸駅前店」(札幌市豊平区)の除菌消臭スプレーガス爆発から1年が過ぎたが、その爆発現場にこのほど3階建てテナントビルが竣工した。1階には「ファミリーマート札幌平岸3条8丁目店」が4月14日(火)午前7時にオープン、事件の現場は様変わりする。(写真は、ガス爆発事故跡地に建設された「ファミリーマート札幌平岸3条8丁目店」が入るテナントビル)

 ガス爆発が起きたのは、2018年12月16日午後8時半ころ。2階建て木造雑居ビル「酒井ビル」の1階に入っていた「アパマンショップ平岸駅前店」の従業員たちが除菌スプレーを大量に室内処理。充満したガスによって爆発が引き起こされて建物は倒壊。けが人52人、店舗やマンションの窓ガラス被害46棟、車両25台も損壊する被害が出たのは記憶に新しい。

 倒壊した建物はその後、取り壊されて更地になっていたが、事件から1年後の19年12月、新しい建物の建設工事が始まった。建築主は以前のビル所有者である有限会社酒井ビルで、設計、監理は一級建築士事務所アーバンホームアーキテクツ(札幌市中央区)、施工は宮川建設(本社・札幌市白石区)が担った。
 このほど竣工した建物の名称は「CLIFF SIDE BLD」で地上3階建て。ガラス張りのお洒落な建物。以前の木造雑居ビルとは好対照。ここの1階に入るのは「ファミリーマート」、2階、3階には5つほどのテナントが入るもよう。

 ガス爆発被害に関してAPAMAN(本社・東京都千代田区)は19年9月期決算で事故の特別損失として11憶5000万円を計上、一部被害者との補償を終えた。しかし、近隣のマンション住民ら11世帯30人がAPAMAN子会社のアパマンショップリーシング北海道(本社・札幌市北区)を相手取り、総額5050万円の賠償請求訴訟を起こしている。2年が過ぎて爆発現場は大きく変わってもAPAMANと近隣住民の補償問題は終わっていない。
※2020年3月24日記事一部修正しました。読者からご指摘いただきました。ありがとうございます。


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