苫小牧を拠点に道央圏で食品スーパー「フードD365」を13店舗展開している豊月(本社・芦別市、本部・苫小牧市)は、苫小牧市見山町2丁目3ー3の「フードD365見山店」を建て替える。既存店を取り壊して建て替え増床、2020年9月28日のオープンを予定している。(写真は、苫小牧市永福町1丁目にある豊月本部)
道が4日開示した大規模小売店舗立地法に基づく新設店舗の届出で明らかになった。豊月の「見山店」は、1973年11月に開店した店舗で今年が築47年目。老朽化していることや店舗面積が小さく十分な品揃えができないことから建て替え増床を決めた。
大店立地法の届出によると、店舗面積の合計は約528坪(1745㎡)、駐車場の収容台数は52台、駐輪場の収容台数は30台、荷さばき施設の面積は約18坪(60㎡)。営業時間は最大で午前7時から午後9時50分。
既存の「見山店」は春に解体し、新店舗建設に入る。総投資額は5億円程度を見込んでいる。「見山店」はピーク時で年間14億円の売り上げがあったが、競争激化で最近は売り上げが半減していた。豊月では今回の増床で売り上げを倍増させたい考え。
同社の20年1月期決算は、売上高約150億円、経常利益は約2億8000万円になったようだ。売上高は減少傾向が続いているがCGC加盟による商品調達コスト低下や店舗自前化、販促チラシ回数の減少によるコスト低減の効果が出て増益傾向が続いている。