アークス(本社・札幌市中央区)は、7日午前11時から札幌市中央区の札幌パークホテルで新年名刺交換会を開催した。取引先のメーカーや卸、金融・証券関係者など過去最多の1450人が参加、新年の門出を祝った。(写真は、年頭の挨拶をするアークス・横山清社長)
最初にアークスの横山清社長が挨拶。「小さな74坪の店からスタートしたが、現在はアークスグループ全体で345店舗になっており、関東にも仲間ができそうだ」と述べ、今年中にもアークスグループ入りする可能性があるスーパーの存在を示した。また、景況については「23年前の1997年に北海道拓殖銀行が破綻したころと似たような感じがする」と話し、増税も含めて不透明感が出てくる1年であることを強調、「そうした中でリスクがあっても思い切って前へ、前へ進む営業を実行していきたい。皆さまと力を合わせて多少の我慢をしてもステークホルダーすべてがハッピーになれる年にしたい」と語った。
加えて、「私は5月で満85歳になるが、北海道コカ・コーラボトリングさんのお誘いで聖火リレーランナーに応募したところどうやら決まったようだ」として、6月に行われる札幌での聖火リレーで走る可能性があることも示した。
(写真は、伊藤チェーン・伊藤吉一社長)
続いて、昨年9月からグループ入りした伊藤チェーン(本社・宮城県柴田郡柴田町)の伊藤吉一社長が登壇、「アークスは横山社長中心にワンチームになっていることを感じる。今年は躍進に向かう大切な1年としてスタートしたい」と挨拶した。
(写真は、乾杯の音頭をした大丸・藤井敬一代表取締役)
乾杯の音頭は、協力会社などで組織している大輪会会長の藤井敬一氏(大丸代表取締役)が行った。藤井氏は「流通業界は異業態との競合が厳しくなっている。人口減など厳しい環境だが、アークスは伊藤チェーンを仲間に入れ、システム開発を進めるなど一歩一歩進んでいる。大輪会もワンチームになって一緒に頑張りたい」と述べた。
(写真は、中締めの挨拶をする三菱食品・中川英二北海道支社長)
中締めとして、三菱食品の中川英二常務執行役員北海道支社長が登壇し、「業界は厳しさを増しているが、アークスは常に先を見据えて打つべき手をしっかり打っている。今年もサプライズがあると思うが前進する姿をしっかり支えていきたい」と話し、参加者全員で三本締めを行った。