年末商戦に入って食品スーパー各社はポイント合戦や5%オフの競争を繰り広げているが、アークスグループ(本社・札幌市中央区)の福原(同・帯広市)が12月の毎日を「RARAカードプリカ」の支払いで、本体価格を5%オフにする販促策を実施している。(写真は、釧路市内の「フクハラ」店舗)
北海道の食品スーパー各社は、10月の消費増税による消費者の節約志向を少しでも和らげようとポイント5倍や10倍、電子マネーやクレジットカード使用時の5%オフを増やす販促策を進めている。
コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、12月のポイント10倍デーを22日間設定、電子マネー「ちょこっとカード」の5%オフは毎日曜日と24日、25日の7日間設定している。
マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は、「マックスバリュ」が毎月12日の「フードデー」はすべてのお客を対象に、毎月15日の「G.G感謝デー」は55歳以上のイオンカード会員を対象にそれぞれ5%オフを実施。「ザ・ビッグ」は、第2日曜日にすべてのお客に5%オフを設定するなど例月の販促策を行っている。
アークスグループのラルズ(同・同)は、ポイント10倍デーを特定日に設定しているほか、アクティブシニアデーとして65歳以上の「RARAカード」払いで毎月15日に5%オフを実施。「RARAJCBカード」の「クイックペイ」払いのみ毎月1日、15日の買い物の請求時に5%オフになるサービスを実施している。
そんな中、福原は十勝圏や釧路市、釧路町、弟子屈、標茶、厚岸、中標津、別海の「フクハラ」や「スーパーアークス」、「ビッグハウス」全42店舗で12月の毎日を「RARAカードプリカ」の支払いで5%オフにする販促策を導入した。福原は「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象ではないが、12月は地域の買い物客に同等のサービスを受けられるようにした。福原の捨て身の5%オフの効果はどう出るだろう。