コープさっぽろと中央スーパーが業務提携締結、11月以降に資本支援も

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 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)と中央スーパー(本社・留萌市)は、6月から両者の間で業務提携に係る検討を開始していたが9月13日に正式に業務提携を締結した。(写真は、札幌市西区のコープさっぽろ本部)

 両者は6月17日に業務提携に係る検討を開始する目的で「基本合意書」を締結。具体的な協力関係を構築するため双方で協議していたが、9月13日に①中央スーパーの営業エリアにおける店舗及び商品戦略②共同仕入及び物流③ノウハウの交流④人材の交流⑤両者の経営資源の有効活用ーーの5項目の範囲で業務提携することを決めた。

 6月の基本合意書締結から惣菜や畜産、水産などのパック系は既にコープさっぽろから供給しており、9月21日から他の商品の供給を本格開始する。また、人材交流に関しては6月下旬から中央スーパーの社長補佐として店長や地区本部長など店舗運営、統括経験者1人を常駐させている。資本支援についても11月以降を念頭に具体的に進めていく考え。

 中央スーパーは、留萌市の「本店」のほか「増毛店」(増毛郡増毛町)、「遠別店」(天塩郡遠別町)、「天塩店」(天塩郡天塩町)、「羽幌店」(苫前郡羽幌町)の5店舗を展開していたが、コープとの業務提携検討開始後の7月28日に「羽幌店」(苫前郡羽幌町)を閉店している。従業員数134人、資本金4980万円、直近の売上高は21億9006万円。

 中央スーパーは共同仕入れ機構のCGCグループに加盟、道北アークス(本社・旭川市)と業務提携していたが、CGCグループやアークスとの物的・人的関係を解消してコープさっぽろとの業務提携を選択した。

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