ホクレンショップひばりが丘店(札幌市厚別区)が1月29日で閉店する。競合激化による採算割れと駐車台数が限られるため客離れが進み、閉店を決めた。これによってホクレンショップは厚別区、白石区が空白地帯になる。
(写真は、閉店するホクレンショップひばりが丘店)
ホクレンショップひばりが丘店は、厚別区厚別南2丁目の南郷通と厚別中央通の交差箇所にある。もともとJAさっぽろがAコープ店舗を運営していたが、1993年にホクレン商事が運営を引き継いで「ホクレンショップ」としてオープン。
当初は順調に売上げを伸ばしていたが、近隣にビックハウスイースト店や西友厚別店などが出店し競合が激化。
生活応援館プライスへの業態転換も試みたが、駐車場スペースが限られていたため、採算割れに陥っていた。
土地建物はJAさっぽろが所有しており、ホクレンショップとの契約期間は20年だったが、1年前倒しの19年間で営業を終了する。
大浦義一店長は、「価格競争が激しくなったことと駐車場不足で売上げが挽回できなかった」と閉店理由を語っている。建物は築40年程度が経過しているが、JAさっぽろが今後の利用方法を検討する。
ひばりが丘店の閉店によって、ホクレンショップの近隣店は「フードファーム平岡公園通り店」(清田区里塚緑ヶ丘)、「フードファーム東苗穂店」(東区東苗穂)、江別市内3店舗となり、厚別・白石は空白になる。
ひばりが丘店では、1月29日の閉店まで、一般調味料や紙製品、台所用品、洗濯洗剤などを店頭価格より10%引きで連日販売している。通常営業時間は午前10時から午後10時まで。