家電量販店の「ケーズデンキ岩見沢店」(岩見沢市大和4条7ー17)が8月18日(日)で閉店する。道内の「ケーズデンキ」店舗数は現在、29店舗。2019年12月には河東郡音更町の商業施設「木野タウン」内に出店、店舗数は維持する。(写真は、8月18日で閉店する「ケーズデンキ岩見沢店」)

 北海道の「ケーズデンキ」は、ケーズホールディングス(本社・茨城県水戸市)100%子会社のデンコードー(同・宮城県名取市)が展開している。ここ数年間では、12年11月の「発寒店」(札幌市西区)、13年3月「月寒店」(同市豊平区)、14年12月「厚別店」(同市厚別区)、15年2月「恵庭店」(恵庭市)と出店を続けてきた。

 今回の「岩見沢店」閉店は、道内での積極拡大路線からの転換を示すものになる。ただ、全国的には20年3月期第1四半期(4月~6月)で「ケーズデンキ」の新規出店は9店舗、退店は2店舗で拡大基調を維持する。

 岩見沢市内にはヤマダ電機(本社・群馬県高崎市)の「テックランド岩見沢店」がある。道内の「ケーズデンキ」店舗は、これまで「テックランド」店舗の至近距離に出店する「コバンザメ商法」を展開するケースが多かった。岩見沢市も至近距離に両店舗があったが、「ケーズデンキ」が先に撤退することになる。
 なお、デンコードーは今年の年末に音更町に「ケーズデンキ」を出店、十勝に初進出する。ほぼ5年ぶりの新規出店で投資対効果を見極めた着実な出店となりそう。


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