10月1日の消費税増税を前に産直(本社・札幌市厚別区)とJR北海道系列の北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテール(同・同市東区)が、それぞれ展開する食品スーパー「生鮮市場」の税込み価格の表示を小数点第2位まで記載するようにした。生鮮市場のチラシや売り場の店頭表示を7月1日から切り替えている。(「生鮮市場」のチラシには小数点第2位までの税込み価格が表示されている=写真)
産直は、これまで精算時に消費税込み価格を合計する内税方式を採用していたが、今年10月1日からの消費税の2%アップと軽減税率の導入により消費税率8%据え置きの商品が売り場に混在するようになる。このためレジシステムを一部変更することに伴って精算方式を変更、本体価格を合計した金額に消費税を加える外税方式(1円未満は切り捨て)にする。既に7月1日からその方式によるレジシステムに変更して外税方式にしている。産直は7店舗、北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテールは9店舗を運営している。
既にイオングループが今年3月から外税方式を採用、チラシや売り場の税込み価格を小数点第2位まで表示するようにしている。道内の他の食品スーパーでは現在も内税方式による精算でチラシや売り場の税込み価格表示も小数点以下を記載していない。