札幌に本社を置く上場食品スーパー(SM)3社の2019年2月度売上高は、いずれも前年同月を割り込んだ。既存店売上高は3社共に98%台で推移、厳しい消費環境だった。(写真は、道南ラルズの「スーパーアークス七飯サウス店」)

 アークス(本社・札幌市中央区)は、全店売上高が前年同月比98・3%、既存店売上高が同98・0%だった。全店、既存店の前年割れは昨年10月から5ヵ月連続になった。客数は、全店が同98・5%、既存店も同98・3%で、こちらも昨年10月から5ヵ月連続の前年割れになった。客単価は、全店が同99・8%、既存店が同99・7%。こちらは昨年10月以来、4ヵ月ぶりに前年を割り込んだ。

 マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は、全店売上高が同99・6%、既存店売上高は同98・9%になった。全店売上高が前年を割り込んだのは8%になった消費増税の反動減が大きかった2015年3月の97・5%以来、ほぼ4年ぶり。なお、19年2月期に入ってからの既存店売上高の前年割れは昨年11月以降、4ヵ月連続になった。

 北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は、全店売上高が同98・0%、既存店売上高は同98・2%になった。客数は、既存店ベースが同96・9%、客単価は既存店ベースで同101・4%だった。

 アークスとマックスバリュ北海道は、19年2月期の通期売上高前期比も開示している。それによると、アークスは全店が99・7%、既存店が同99・4%、マックスバリュ北海道は全店が102・7%、既存店は100・7%になった。


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