札幌に本社を置く株式上場食品スーパー3社の2019年1月度売上高前年比によると、アークス(中央区)、マックスバリュ北海道(同)、北雄ラッキー(手稲区)の3社とも既存店売上高は98~99%台で前年を下回っており、消費マインドが鈍い状態を反映している。(写真は、アークス子会社ラルズが札幌市西区で展開する「フレッティ琴似店」)

 アークスの1月度は、全店売上高が前年同月比98・7%、既存店売上高が同98・1%だった。全店、既存店ともに18年10月度から4ヵ月連続で前年割れになった。客数は、全店が同97・9%、既存店が同97・4%。客数も全店、既存店ともに昨年10月から4ヵ月連続で前年より落ち込んだ。客単価は、全店が同100・8%、既存店が同100・7%でこちらは全店、既存店ともに昨年11月から3ヵ月連続で前年を上回った。

 マックスバリュ北海道の1月度は、全店売上高が前年同月比100・2%、既存店売上高が同99・2%だった。全店売上高は前年を超えているが、既存店売上高は18年11月から3ヵ月連続で前年割れになった。客数は全店、既存店ともに前年を超えられなかったもよう。

 北雄ラッキーの1月度は、全店売上高が前年同月比98・6%、既存店売上高が同98・9%だった。食品は前年並みで健闘したが、衣料の落ち込み幅が大きく全体として前年を超えられなかった。7の付く特売日「ラッキーデー」が悪天候続きだったことも響いた。客数は既存店ベースで同97・1%、客単価は既存店ベースで同101・8%になった。


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