コープさっぽろの大見英明理事長と札幌市の上田文雄市長は8日、「さっぽろまちづくりパートナー協定」の調印式を札幌市役所10階の市長会議室で行った。両者は、今後連携を強めて市の発展と飛躍を目指すまちづくりに取り組む。札幌市はこれまでにサッポロビールやセイコーマートなどとパートナー協定を締結してきた。コープはこれまで取り組んできた高齢者福祉や子育て、資源回収などの分野で市と協調しながら住み良いまちづくりに協力していく。(写真は、締結後に協定書を持つコープさっぽろ大見理事長=左と札幌市の上田市長)
両者が協定したのは①豊かな暮らしと持続可能な環境保全型のまちづくり②無限の可能性が広がる子どもたちの豊かな心を育てるまちづくり③暮らしの安心を願い、助け合いの和を広げていくまちづくり④地域で取り組むボランティアを大切にするまちづくりの4項目。
協定の締結に当たって、上田文雄市長は、「コープの様々な社会貢献には敬意を表している。パートナー協定を機にコープの大きな力と共にまちづくりに邁進していきたい」と挨拶。
また、コープの大見英明理事長は、「宅配やお弁当の配食サービスを通じて高齢者の見守り運動も行っているほか、資源回収など未来に繋がる循環型地域づくりにも取り組んでいる。今後も市と歩調を合わせて一歩ずつ豊かで安心して過ごせるまちづくりに協力していきたい」と述べた。
コープの札幌市内の店舗は現在26。中央区にはコンビニ級の面積しかない店舗が1店舗のみ。大見理事長は「都心の買い物過疎や空洞化に対応するため小型店を出店していく考えがある。市とも一緒に協議したい」と都心向け小型店立地の考えも明らかにした。