イオン北海道(本社・札幌市白石区)の2018年11月度売上高前年比が13日に開示された。それによると既存店売上高は、前年同月比98・9%、全店売上高も同99・1%で2ヵ月続けて前年を超えられなかった。(写真は、イオン札幌苗穂店)

 既存店、全店がともに前年を割り込んだのは、19年2月期(18年3月~19年2月)に入って以降、4月、5月、7月、8月、10月に続いて6回目になる。部門別売上高前年比は次の通り。
■衣料(レディース、服飾、キッズ、インナー、メンズ)
既存店 97・9% 全店97・9%
■食品(グロサリー、デイリー、農産、水産、畜産、デリカ、催事)
既存店 99・3% 全店 99・7%
■住居余暇(家電、文具、サイクル、携帯電話、ホームファッション、ヘルス&ビューティーケア)
既存店 98・7%、全店 98・7%

 今期に入って以降、衣料部門は9ヵ月連続で前年割れを続けており、構成比6割を超える食品部門は6月以降、9月震災後の需要増もあってプラス基調で推移していたが、10月からぎりぎりのところで前年を超えられていない。住居余暇も7月以降、低迷が続いている状況だ。12月商戦でどこまで伸ばせるかによって今期の情勢がほぼ決まりそう。


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