イトーヨーカドー釧路店(釧路市新橋大通6ー2)は、2019年1月20日(日)の閉店に向けて、12月8日(土)から『感謝の閉店セール第1弾』を11日(火)まで実施する。チラシによると食品や衣料、住まいの品などが5~50%引きで販売される。(写真は、イトーヨーカドー釧路店)
チラシには、『37年間のご愛顧に感謝を込めて 2019年1月20日まで全力でご奉仕します』とうたわれている。8日から11日までの第1弾では、nanacoカード会員などはほぼ全品が8日、9日の2日間5%引きとなるほか、メンズ、レディース、キッズのシャツ、セーター、パンツなど2点以上買い上げで30~50%引き。そのほか住まいの品でも毛布、敷きパッド、鍋、フライパン、キッチン用具など2点以上で20%引きなどになっている。
イトーヨーカドー釧路店は、1981年7月にオープン。地下1階、地上3階建てで売り場面積は約2900坪(約9600㎡)。建物はサトービル(釧路市)が所有しており、イトーヨーカドーは賃借期限を迎える19年2月に契約更新をせず撤退を決めた。
イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)は、親会社のセブン&アイ・ホールティングス(同・同)の総合スーパー事業再編により全国40店舗の閉店を進めている。北海道では、複数店舗の閉店が取り沙汰されていたが、「釧路店」は道内11店舗体制になってから最初に撤退が正式決定した。
同店周辺には、「コープさっぽろ新橋大通店」があるほか、「トライアル釧路川端店」、「フクハラ春日店」などがある。オープン当初に比べて競合店が増えて消費環境も変化、売り上げを挽回させるためのMD(販売政策)も奏功しなかった。