北海道TSUTAYA(本社・札幌市西区)とパッシブホーム(同・同市北区)の合弁会社、アイビーデザイン(同・江別市)はきょう21日、江別市牧場町14の1に“田園都市スローライフ”をコンセプトにした「江別 蔦屋書店」をオープンさせた。
「食」「知」「暮らし」の3棟からなるライフスタイル提案型の大型複合商業施設で、それぞれの棟は「BOOK&CAFE」を中核に、自然に囲まれたゆったりくつろげる空間とした。※動画はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください。

(写真は、21日にオープンの「江別 蔦屋書店」)

「蔦屋書店」のブランド店舗は、道内では2013年開業の函館店に続き2店舗目。“居心地を重視した”上質な時間と空間を提案する施設で、1号店は代官山。江別店は全国で20店舗目にあたり、それぞれ地域によってオーダーメイドで作り上げていくのが特長。

「知」の棟は、「森の中の図書館」がテーマ。柱のように並ぶ高さ9mの本棚が特徴的で、奥には80席のスターバックスコーヒーが出店、暖炉を囲んで自然豊かな「四季の道」を眺めながらコーヒーが飲める。2階の文化教室では、英会話や読書会のイベントも開催される。カフェスペースやワークスペース、ラウンジにも本やコーヒーを持ち込むことができ、そのうちワークスペースにはコンセントが装備、全館フリーWi―Fiも完備されている。三好昇市長など江別のリーダーが薦める本のコーナーもある。

「暮らし」の棟は、「本屋がつくる公園」がテーマ。江別市最大級の児童書売り場があり、子どもの視線に合わせて本棚を低めに設定。冬でも子供たちが遊べるキッズパークや、輸入玩具を販売する「ボーネルンド」も出店。「メトロックス札幌」では、インテリア・雑貨販売だけではなく北海道の作家によるイベントの開催や、リクシルとのコラボスペースもあり、ショールームとしてイベントも行う。アウトドアショップの「iGATE IKEUCHI EXIT」では、雪板やスノーバイクなどがレンタルでき、市内の飛鳥山公園で楽しむこともできる。

「食」の棟のテーマは、「食べ歩きがしたくなる街」。フードコートには9店舗が出店、150席用意されている。パンを販売する「ODD BAKERY」やハンバーガー店の「BETWEEN THE BREAD Ebetsu」、点心の「江別 さいもん」などの店舗では江別の小麦粉が使われている。ハワイ発の本格イタリアンレストラン「アランチーノ」は68席で、道内のトップイタリアンシェフとコラボ企画も実施、江別の食材も積極的に使用する。このほか、札幌円山のカレー店「clock」が本店にないメニューを提供したり、函館の「回転ずし函太郎」がおむすび店として「Hakodate Omusubi 函太郎」をオープンしたりするなど、道内の食の有名店が新メニュー、新業態で挑戦している。

  • 1
  • 2



26人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。