北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は12日、北海道胆振東部地震及び地震発生直後のブラックアウト(全域停電)によって商品廃棄や建物損傷で1億7700万円の損害が出たと発表した。(写真は、北雄ラッキー「千歳錦町店」=2014年6月25日撮影)

 北雄ラッキーは、この日が2019年2月期の3~8月中間決算の発表日。それに合わせて損害額を公表した。地震で千歳市の「千歳錦町店」などで外装、内装の損傷があったほか、ブラックアウトによって冷凍食品やアイスクリームなど冷凍冷蔵商品の廃棄を余儀なくされ、廃棄損と修繕費用で1億7700万円の損害が出た。損害は第3四半期(9月~11月)に計上する。

 同社は、これら地震とブラックアウトの被害に加えて7月豪雨の影響や電気、ガス料金の値上げ、日用食料品値上げのほか、消費者の生活防衛意識や節約志向の高まりで通期業績を下方修正した。売上高は、当初の416億円から411億円に、営業利益は当初の4億3800万円から3億8000万円に、純利益は当初の2億4500万円から1億1000万円にそれぞれ引き下げた。


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