北海道経済産業局は、2018年7月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」をまとめた。(写真は、丸井今井札幌本店大通館)
7月の百貨店・スーパー販売額は812億4100万円で、新店を含む全店ベースでは前年同月比0・4%減と2ヵ月ぶりに前年を下回った。既存店ベースでも同1・3%減と2ヵ月ぶりに前年を下回った。
百貨店販売額は、167億7800万円で全店ベースでは同3・6%減と6ヵ月ぶりに前年を下回った。衣料品が55億4500万円で同8・7%減、身の回り品が17億4500万円で同7・2%減、飲食料品が54億8400万円で同0・5%減と軒並みダウンした。既存店ベースも同様に同3・6%減だった。
スーパー販売額は、644億6300万円で、全店ベースでは同0・5%増と2ヵ月連続で前年を超えた。衣料品は35億1600万円で同8・6%減、身の回り品も9億1400万円で同3・4%減だったが、ボリュームの大きい飲食料品は511億4200万円で同1・9%伸びた。なお、既存店ベースでは同0・7%減だった。
地域別販売動向を見ると、札幌市の百貨店・スーパー販売額は434億7300万円(百貨店140億900万円、スーパー294億6300万円)で、全店ベースでは同0・3%減(百貨店同2・6%減、スーパー同0・8%増)。百貨店の減少が全体のマイナスに繋がった。既存店ベースでは、同1・1%減(百貨店同2・6%減、スーパー同0・4%減)になり、両部門共に前年を超えられなかった。
札幌市以外の地域では、百貨店・スーパーの販売額は377億6800万円(百貨店27億6800万円、スーパー350億円)で、全店ベースでは同0・5%減(百貨店同8・3%減、スーパー同0・2%増)で、こちらもスーパーは健闘、百貨店が大きくマイナスだった。既存店ベースでは、同1・6%減(百貨店同8・3%減、スーパー同1・0%減)と両部門ともに前年を下回った。
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7月のコンビニエンスストアの販売額及びサービス売上高は、526億4400万円で前年同月比0・3%減になった。前年を下回ったのは、2017年10月の同0・1%減以来、9ヵ月ぶり。総店舗数は3001店舗で、前年同月より58店舗増加した。単月ベースで3000店を超えたのは2ヵ月連続。
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専門量販店のうち、家電大型専門店販売額は128億9500万円で、前年同月比9・1%減と大きく落ち込んだ。前年割れは18年4月以来、3ヵ月ぶり。総店舗数は前年同月より2店舗増の91店舗。
ドラッグストアの販売額は223億7600万円で、同0・7%増。0%台の伸びは近年にない低い伸び率だが、前年超えを続けている。総店舗数は、前年同月より18店舗増の683店舗。
ホームセンターの販売額は116億3300万円で、同3・3%減。2ヵ月ぶりに前年を下回った。総店舗数は前年同月より7店舗増の208店舗になった。
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