DCMホーマック(本社・札幌市厚別区)は6日、スクラップ&ビルドで店舗を新設する「菊水元町店」(札幌市菊水元町3条5丁目)の大規模小売店舗立地法に基づく住民説明会を菊水元町地区センターで開いた。近隣住民ら6人が出席、18時30分から始まり19時10分に終了した。イメージ (9)(画像は、DCMホーマック菊水元町店の全体配置図)

「菊水元町店」は、1981年10月に開店し築37年。店舗面積も通常のホーマック店舗より小さく、老朽化も進んでいることから建て替えを決めた。

 新店舗は、現店舗の南側に建設、正面は北向きになる。平屋建ての店舗面積は約792坪(2615㎡)で現店舗より約300坪(約1000㎡)広い。駐車場の収容台数は店舗前が60台、米里行啓通を渡った東側に30台を用意する。出入り口は、米里行啓通沿い、北側の市道に各1ヵ所、出口専用を西側に1ヵ所設置。また、東側駐車場には出入り口2ヵ所を設ける。

 店舗の設置者は土地所有者のマルミ藤美商事(札幌市白石区)で、DCMホーマックが賃借する。現店舗は9月7日で閉店して解体、10月初旬から新店舗の建設に入り、オープンは2019年4月を予定している。営業時間は、最大で午前7時から午後9時45分。

 大規模小売店舗立地法が規定している交通量予測と騒音予測調査の結果も示された。新設店舗の来店ピークを日曜日午後に設定した場合、店舗近くの米里行啓通と北13条北郷通の交差点を通過する車は1時間当たり670台で、渋滞は発生しないことが説明された。

 続いて騒音調査では、店舗を含む周辺が住居系用途地域で環境基準は昼(午前6時~午後10時)55㏈、夜(午後10時~午前6時)45㏈であることに対し、店舗の西北側や南西側、北東側の境界付近でいずれも環境基準を下回っていることが示された。

 出席した住民からは、建物や看板の高さ、冬季除排雪時の騒音、品揃えについての質問があった。会社側は建物の高さが9・98m、商品アイテムは現在より3割程度増えると答えた。

 なお、東側駐車場に隣接してマルミ藤美商事が所有する更地があるが、ここに同商事が飲食、物販店舗の誘致を進めていることも示された。


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