イオン北海道(本社・札幌市白石区)とマックスバリュ北海道(同・同市中央区)は7月31日、電子マネー「ほっかいどう遺産WAON」の利用金額の一部約1248万円をNPO法人北海道遺産協議会に贈呈した。同協議会は、足寄町の螺湾ブキ自生地鑑賞圃場の復旧など16件に寄付金を活用する。(写真は、「ほっかいどう遺産WAON」の寄付金贈呈式。左から、マックスバリュ北海道の出戸信成社長、イオン北海道の星野三郎社長、高橋はるみ知事、北海道遺産協議会の石森秀三社長=イオン北海道提供)
イオン(本社・千葉市美浜区)と北海道は2011年7月に包括連携協定を締結、その一環として同年7月から「ほっかいどう遺産WAON」の発行を始めた。このご当地WAONをイオングループ各店舗や加盟店で利用すると利用金額の0・1%が北海道遺産協議会に寄付されて、各地にある北海道遺産の維持、保全に活用される。
17年3月1日から18年2月28日までの利用金額は約124億円で、その0・1%相当の1247万8997円(イオン北海道960万9634円、マックスバリュ北海道267万7885円)が寄付された。
この日、道庁3階知事会議室でイオン北海道の星野三郎社長、マックスバリュ北海道の出戸信成社長が、高橋はるみ知事と北海道遺産協議会の石森秀三会長に目録を贈呈した。
寄付金は、足寄町のNPO法人あしょろ観光協会が取り組む螺湾ブキ自生地鑑賞圃場の復旧、黒松内ブナセンターの歌才ブナ林天然記念物指定90周年事業、江差町・江差追分会の江差追分担い手育成事業に各50万円など16先に助成される。
11年度からの寄付金総額は約7627万円になる。「ほっかいどう遺産WAON」はイオングループの全国ご当地WAON約130種類の中でナンバーワンの売り上げがある。18年6月末の発行枚数は約23万枚。