食品卸の国分北海道(本社・札幌市中央区)は19日、札幌市中央区のロイトン札幌でドライ食品やチルド食品、菓子、業務用商材、酒類を一堂に集めた「2018年秋冬展示商談会」を開催した。量販店のバイヤーや幹部、飲食店オーナーなど約300社、700人が訪れ、新商品や発掘商品の品定めを行った。(写真は、国分北海道と酪農学園大学のデリカ商品開発プロジェクトで生まれた商品をアピールする酪農学園大生)
今回の展示商談会のテーマは、『151年目の北海道を考える』。今年は、北海道命名150年の節目の年で国分北海道も150年事業のパートナー企業として活動しているが、展示商談会では今秋以降の新商品、新サービスの提案をテーマにメーカー各社の商品を揃えた。出展企業は約230社で、商品のアイテム数は約6000種類。
国分北海道も提案ブースを設け、過去最大の7つのコンセプトで売り場や陳列の提案を行った。北海道のワイナリー14ヵ所のワインを集めた「ワインコーナー」や酪農学園大学との「デリカ商品開発プロジェクト」、「食と健康コーナー」などが注目された。
デリカプロジェクトコーナーでは、まもなく市販される共同開発品「ポンポチ唐揚」、「コロコロかぼちゃドーナツ」を酪農学園大の学生らが振る舞ったほか、食と健康のコーナーでは、実際に血管年齢や骨の健康度、肌年齢などの測定機器が用意された。
今回の展示商談会では、各商品のプライスカードに印刷されたバーコードをスマートフォンで読み込むと受注メモ画面が表示される「国分展示会スキャンアプリ」が採用され、商談のマッチングミス解消を図った。