ヤマダ電機(本社・群馬県高崎市)は、家電と家具インテリア、住まいのリフォームなど住環境商品を揃えた新業態店「家電住まいる館」の札幌1号店を14日にオープンさせる。清田区の「テックランド清田店」を9日から5日間休業して業態転換するもの。(写真は、札幌初の「家電住まいる館」に転換する「テックランド清田店」)
同社は家電量販店の「テックランド」から「家電住まいる館」への転換を積極化しており、北海道では3月に「テックランド旭川店」が「家電住まいる館YAMADA旭川店」に転換している。同店での顧客事情を反映させて大消費地の札幌で勝負を挑む。
「家電住まいる館」は、これまでの家電重視の品揃えから、住環境に必要な商品がすべて揃うことをコンセプトにした新業態の店舗。昨年9月に茨城県ひたちなか市で撤退した同社の空き店舗を使って1号店を開業させ、全国で既存店舗の業態転換を進めている。
売り場には、家電製品がおよそ半分で他はソファやベッド、テーブルなどの家具・インテリア製品、カーテンや布団カバーなどホームファッション製品で構成され、リフォームコーナーも設置している。清田店には「CAFE RESTO」が入りコーヒーなどを飲むこともできる。
「家電専門店」から「家電と住まいの専門店」を目指す札幌初の店舗になり、全道にある店舗(38店舗)で転換が進んでいくとみられる。