6月30日で閉所する札幌市中央区南22条西7丁目の「NTT北海道セミナーセンタ」の跡地利用が注目されていたが、エムジーリース(本社・東京都千代田区)がNTT東日本から土地を賃借することが決まった。食品スーパー「北海市場」などの物販、飲食、クリニックの複合商業施設として整備される。(写真は、6月30日で閉所するNTT北海道セミナーセンタ)
同センタは、1960年に札幌電気通信学園として開設され、その後増築などによって研修施設、宿泊棟3棟、レストラン、体育館、講堂なども整備された。NTT職員の専用施設だったが92年から一般にも開放され、研修会、講習会、展示会、進学ゼミ、通信教育スクーリング、合宿などに利用されてきた。
しかし、建物の老朽化により今年6月30日で閉所されることになり、NTT東日本は跡地利用のプロポーザル入札を実施。数社の申し込みがあった中でエムジーリースが落札した。エムジーリースは定期借地権を設定して土地を賃借する。
今年8月から建物が解体され、約3000坪の敷地に「北海市場」やドラッグストア、衣料専門店、100円ショップのほか飲食、カフェ、さらにクリニックも集積する複合商業施設として整備する。ただ、建物の建築面積が制限されている地区のため4棟ほどの建物に分ける予定。オープンは2019年秋以降になる見込み。