サツドラホールディングス(HD、本社・札幌市北区)の事業子会社、サッポロドラッグストアー(同・同)が運営するサツドラ187店舗と北海道くらし百貨店2店舗で、9日から「SAPICA」カードが電子マネー決済に使えるようになった。チェーン店舗ではセコマ(同・同市中央区)のセイコーマート店舗に次ぐ導入となる。(写真は札幌市内のサツドラ店舗)
SAPICAは、札幌市内の地下鉄やバス、地下街でのショッピング、飲食のほか行政窓口の証明書発行手数料、札幌ドームなどで利用されている市民ICカード。
大手ドラッグチェーンとしては、今回初めてサッポロドラッグストアーがSAPICAによる電子マネー支払いに対応するとともに200円(税抜)ごとに1ポイントが貯まるサービスを開始した。また、店頭でのチャージも1000円単位で最高2万円まで可能。ただ、貯まったポイントは、電子マネーとして利用することはできず、地下鉄やバスの利用のみとなる。なお1ポイントは1円相当として利用できる。
SAPICAの電子マネー決済は、既にサツドラ店舗に導入しているトッパン・フォームズ(本社・東京都港区)のグループ会社、TFペイメントサービス(東京都新宿区)が提供するクラウド型電子マネー決済システム「シンカクラウド」が対応する。サツドラ及び北海道くらし百貨店で利用できる電子マネーは、SAPICAの他にKitacaやSuicaなど交通系、nanaco、WAON、楽天Edy、QUICPay、iDなど。